読書

元禄御畳奉行の日記 神坂次郎
 きらびやかな元禄文化の裏側を書いた「鸚鵡籠中記」を解説した本。
 江戸幕府が開かれてから100年余り経ち、世の中は平和になり武士は戦闘要員としての意味をなさなくなった時代。
 当時の藩士たちの死因で最も多かったのは酒毒と腎虚だったらしい。
 要するに酒の飲みすぎによる肝硬変と糖尿病。
 実際、この藩士もいまで言う肝硬変で死んだようだ。
 この時代は武士は公務員でありサラリーマン化していたようである。
 出張先に武士の魂である刀を置き忘れて処分されたりしていたようだ。
 しかも武士といっても刀で切りあったことなどなく、刀も飾りの意味が多かったようだ。

 ほかにも近松門左衛門の「曽根崎心中」という浄瑠璃がブームになると、京都・大阪で1年半だけでも900件あまりの心中事件が起きたりしている。

 とにかく内容は食い物と女と人が死ぬ話が多い。
 なんとなく現代に似ている。
 結局人間なんて昔とまったく変わってないじゃん。

日本人の死のかたち 波平恵美子
 日本人は「死」「遺体」「霊」をどのようにとらえてきたのか。
 かつてのような多様な死に方はなくなった現代。
 その中で変わらないものを描き出した書。

プラシーボの治癒力―心がつくる体内万能薬 ハワード ブローディ
 偽薬を与えられても本当の薬を飲んだときのように回復してしまう場合がある。
 人間の神秘。

人はなぜ認められたいのか―アイデンティティ依存の社会学 石川 准

催眠術の日本近代 一柳広孝

働かないって、ワクワクしない?
 アーニー・J. ゼリンスキー
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by ma2i | 2005-02-26 03:27 | 読書 | Comments(0)