唐組第57回公演 改訂の巻「秘密の花園」@駿府城公園

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 唐十郎が率いる唐組が静岡で公演するのは42年ぶりだとか。
 生まれてないですね・・・。
 1960~70年代に劇団「状況劇場」を立ち上げ、社会に問うような芝居を上演し、「天井桟敷」の寺山修司、「早稲田小劇場」の鈴木忠志、「黒テント」の佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれていたようです。
 劇団員としては、四谷シモン、根津甚八、小林薫、佐野史郎、六平直政、渡辺いっけいなどを輩出したとのこと。個性派が多いですよね。
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駿府城公園の富士見広場に怪しく建つ紅テント。
6時半になると劇団員の方がとても良く通る声でテキパキと整列の号令をかけていました。

テント内は桟敷でまっ平ら。配られたビニール袋に靴を入れて上がります。
浴衣で行ったのですが、足が伸ばせなくてちょっと大変でした。
お尻も痛くなるし、今度行くときはクッション持参かな。

午後2時の時点で整理券をもらっていたので、前から2列目でした。
水が出るとアナウンスがあり、1列目は水除けの透明なシートを案内されて大丈夫かなと思いましたが、それほどでもなかったです。
慣れてない静岡人のために水は抑えめだったとかなんとかあとから聞きました。ちなみに250人くらい入ったそうです。

公演は夢とも現とも言えるような不思議な芝居でした。
日暮里の6畳一間のアパートで繰り広げられるスペクタクル!
キャバレーのホステスとその夫と、主人公アキヨシの奇妙な三角関係と思いきや、アキヨシの姉との三角関係のような?
・・・というか彼らすらも存在したのかよくわからない。
破壊と再生。
後半は舞台上でバッサバッサと水が出て、テント劇団ならではだなと思いました。

前から2番目だったので、役者の表情がよく見えましたね。
目の動きまで計算しつくされていると思いました。
暑いので役者も汗だくやら唾が飛んでくるやら・・・芝居ならではです。
最後には舞台と外の境界が曖昧になるのですが、ちょうど演出したかのように雨が降っていました。
富士見広場を選んだのはなんでだろう?

芝居は生もの。
その場で観る体験がすべて。

思っていたよりエンターテインメント寄りの芝居だったという印象です。
アングラはやはり時代のなせる業だったのでしょうね。
いろいろな劇団が影響を受けている気がします。

今は少なくなったテント劇団が生で見られるのはすごい貴重な体験です。
同じくテントを主にする静岡の「超歌劇団」、鹿児島の「劇団どくんご」も静岡で公演を行っているので、ぜひ見に行ってみてくださいね。

超歌劇団 | 静岡を拠点に活動する熱血お笑い演劇集団!!
http://chokagekidan.tabigeinin.com/

劇団どくんごweb【旅するテント芝居】
http://www.dokungo.com/



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by ma2i | 2016-07-03 20:17 | 観劇 | Comments(0)