カテゴリ:観劇( 81 )

唐組第57回公演 改訂の巻「秘密の花園」@駿府城公園

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 唐十郎が率いる唐組が静岡で公演するのは42年ぶりだとか。
 生まれてないですね・・・。
 1960~70年代に劇団「状況劇場」を立ち上げ、社会に問うような芝居を上演し、「天井桟敷」の寺山修司、「早稲田小劇場」の鈴木忠志、「黒テント」の佐藤信と共に「アングラ四天王」と呼ばれていたようです。
 劇団員としては、四谷シモン、根津甚八、小林薫、佐野史郎、六平直政、渡辺いっけいなどを輩出したとのこと。個性派が多いですよね。
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駿府城公園の富士見広場に怪しく建つ紅テント。
6時半になると劇団員の方がとても良く通る声でテキパキと整列の号令をかけていました。

テント内は桟敷でまっ平ら。配られたビニール袋に靴を入れて上がります。
浴衣で行ったのですが、足が伸ばせなくてちょっと大変でした。
お尻も痛くなるし、今度行くときはクッション持参かな。

午後2時の時点で整理券をもらっていたので、前から2列目でした。
水が出るとアナウンスがあり、1列目は水除けの透明なシートを案内されて大丈夫かなと思いましたが、それほどでもなかったです。
慣れてない静岡人のために水は抑えめだったとかなんとかあとから聞きました。ちなみに250人くらい入ったそうです。

公演は夢とも現とも言えるような不思議な芝居でした。
日暮里の6畳一間のアパートで繰り広げられるスペクタクル!
キャバレーのホステスとその夫と、主人公アキヨシの奇妙な三角関係と思いきや、アキヨシの姉との三角関係のような?
・・・というか彼らすらも存在したのかよくわからない。
破壊と再生。
後半は舞台上でバッサバッサと水が出て、テント劇団ならではだなと思いました。

前から2番目だったので、役者の表情がよく見えましたね。
目の動きまで計算しつくされていると思いました。
暑いので役者も汗だくやら唾が飛んでくるやら・・・芝居ならではです。
最後には舞台と外の境界が曖昧になるのですが、ちょうど演出したかのように雨が降っていました。
富士見広場を選んだのはなんでだろう?

芝居は生もの。
その場で観る体験がすべて。

思っていたよりエンターテインメント寄りの芝居だったという印象です。
アングラはやはり時代のなせる業だったのでしょうね。
いろいろな劇団が影響を受けている気がします。

今は少なくなったテント劇団が生で見られるのはすごい貴重な体験です。
同じくテントを主にする静岡の「超歌劇団」、鹿児島の「劇団どくんご」も静岡で公演を行っているので、ぜひ見に行ってみてくださいね。

超歌劇団 | 静岡を拠点に活動する熱血お笑い演劇集団!!
http://chokagekidan.tabigeinin.com/

劇団どくんごweb【旅するテント芝居】
http://www.dokungo.com/



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by ma2i | 2016-07-03 20:17 | 観劇 | Comments(0)

劇団らせん劇場 act.74 『お勝手の姫』@七間町このみる劇場

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 女優・八街ピーさんの卒業公演でした。

 手入れは行き届いているが、なんとなく人のいないレストラン。
 お見合いするふたり。
 男は乗り気でなく、女はやたらと勝気。
 そこへやってくる奇妙な男女。ひとりは着飾っていて姫と呼ばれ、男はジョルジュと呼ばれている。
 ふた組の男女が交差し合い、思わぬ喜劇と悲哀を展開する・・・。

 会場へ入った時にレストランのセッティングでテーブルが3つあったので群像劇かなと思いました。
 お見合いする男女、奇妙な男女、それにレストランの人たちの3つの物語が交差し、ユーモラスな会話で進む素敵なお話でした。
 とってもおもしろくて、これから新たな一歩を踏み出す人にもふさわしい内容だったと思います。

 ただ、脚本がらせんぽくないなと思ったら、小川未玲さんという方のものでした(1998年)。
 「「家事」というものの終わりのなさに呆然としていた時期に執筆。」したそうで、教授のセリフに反映されていましたね。家事を黙々とこなしていると、感謝もされない、ついついこれには意味があるのだろうか、などと考え込んでしまい、孤独に陥り、徐々に壊れていくのではないか・・・。
 下記からダウンロードできます。最後のシーンが追加されていたり、違いがあるのでもう一度読んでみるとおもしろいかも。
 ところで台所のことを「お勝手」という呼び方、若い人にもまだ通じるのでしょうか?
 小川未玲ホームページ|小川姉妹のさらさら行くよ

 とりあえず静岡の演劇を見てみようと思って最初に見たのが、2004年にサールナートホールで行われた「どっちの演劇ショー」でした。
 「劇団午後の自転 第20回公演「屋上のロックンロール」」と「らせん劇場 Act.56「デカンショ」」が上演されたが、「デカンショ」はなぜかこのとき観ていなかった。
 「屋上のロックンロール」には非常に感動して、そのあと観劇沼にハマって行ったわけです。
 そのあと、伽藍博物堂の「月夜の晩にあなたはいない」(2005年)でまた泣き、超歌劇団 第28回公演「どらえも のびと肉体慕情」(2007年)に心を撃ち抜かれたりしながら今日まで来ました。
 なんだかんだで10年以上経つのですね。
 その間、活動を停止してしまった劇団もあり、また新しくできた劇団もあり・・・。

 らせん劇場は歌あり踊りありの愉快な劇団として私は認識していました。
 八街ピーさんは1997年に舞台デビューということなので、人生の半分くらい女優として活躍されていたのですね。
 らせんの中ではどちらかというと明るくて気の強い役柄が多かったかなと思います。
 舞台の真ん中でキラキラと輝いているような女優というイメージ。

 世の中は移ろいゆくものとはいえ、寂しいですが、八街ピーさんにとっては新たな一歩なので「よい旅を!」という言葉を贈りたいと思います。
 ありがとうございました。

 らせん劇場ホームページ
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by ma2i | 2016-03-20 22:02 | 観劇 | Comments(0)

めりこさん@大道芸ワールドカップin静岡

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八百屋お七は最後に微笑んだ/めりこ::大道芸ワールドカップin静岡 会場レポート2015
http://www.daidogei.com/report2015/index.php?e=16


学さんの記事を読んで、大道芸で「めりこ」さんのポールダンスを見てきました。
「八百屋お七」の話は落語家なんかでかすかに聞いたことあったけど、それをダンスで表現というところにすごさを感じました。

鍛えられた身体も美しい。


出演情報はこちらのオフ部門で。おそらく2回目の夕方公演がお七の回です。昼間の回はドレスでのパフォーマンスでした。
http://www.daidogei.com/news/files/off2015.pdf

11/2(月)は青葉B6で14:15~、16:30~
11/3(火)は丸井・松坂屋前で11:30~、13:45~
ファイヤーは少し暗くなってからの方が見栄えがいいですね。
大道芸、特に見るつもりなかったのに行ってしまいましたよ。


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by ma2i | 2015-11-01 22:03 | 観劇 | Comments(0)

【観劇】不可解な夏バテ@辻村ビル

いやー、またまた愉快な芝居を観てしまいましたよ。
楽しいひとときをありがとう。

あらすじ
一日6食そばを食べてダイエットに成功した一本松敦子。OL。結婚したい。料理教室に通うためのお金を稼ぐために友人の本城梓にバイトを紹介してもらう。バイト先は本城の友人でもありカリスマキャバクラ嬢の水巻千尋が経営するお店。面接で、キャバクラ嬢と聞いて、勝手にキャバクラでバイトと思いこみ、いろいろと妄想を繰り広げる一本松。
観客にはわかってるんだけど、劇中ではわからないズレ具合がおもしろい。

続いて朗読サークルで本城と知り合った林田は大の水巻ファン。水巻が出したダイエット本やらにやたら詳しい。水巻が朗読発表会に来ると聞いて大はしゃぎ。
ところが一本松が先に来たもんだから、彼女が水巻だと思い込んでこれまた妄想大爆発。ダイエットの話とか微妙に話が通じるのでまったく気づかないところのズレ具合がまたおもしろい。

コミカルで飽きさせない脚本がいいですね。
キャラクターもそれぞれ立っていて印象に残りました。

一本松敦子・・・熱血OL。そばダイエットとか思い込んだら一直線。
本城梓・・・しっかりもの。ツッコミ役。
水巻千尋・・・どこでも寝られるのが特技。話の途中でも寝る。ボケ役で突っ走ります。
林田中道・・・声優なんだけどちょっとズレてるというか我が道を行く感じ。

キャスト
一本松敦子・・・八街ピー
本城梓・・・山下麻衣
水巻千尋・・・絢
林田中道・・・大石まりお
脚本・・・橋場良助

照明・・・日尾豪志
音響・・・竹田キミヒコ

雨栗日柿
http://rainmarron.blog63.fc2.com/

また次回が楽しみです。
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by ma2i | 2011-06-06 22:32 | 観劇 | Comments(0)

GoGoエンゲキ!! 演劇カタログ2011@静岡市民文化会館

文化会館で行われる演劇祭も3日目。

「星逢ひ」ドラマサークル
あべよしみさんによるひとり芝居。
50分しゃべり続けるのもすごいな、と思いました。
ストーリー的には、夫を失い子供とふたり残され、七夕を迎える物語。
女性が感情的に嘆きながら進む話はちょっと苦手・・・。
別の作品を観てみたいなと思いました。

「葉桜」「命を弄ぶ男ふたり」シアタープロジェクトシズオカ
いやー、おもしろかった。とくに「命を弄ぶ男ふたり」。
偶然出会った男ふたり。
最初は舞台がよくわからなかったけど、どうやら線路わきでこれから鉄道自殺を企ててるらしい。
お互いの身の上話をするうちに妙に気が合ったり喧嘩したり。お互いに「私が死ぬ理由」で張り合ったり。
静と動がうまく組み合わさって、メリハリが合ってユーモアがあって、私は好きな作品でした。会場からの笑いも多かったです。
シアタープロジェクトシズオカ初見だったけど、これからも注目したいと思いました。


それから劇場の外にはカフェが開かれていて、上演の合間にお茶飲んで雑談する時間がありました。
ほかの劇団の座長さんや役者さんも普通に居て、裏話とか聞けて良かったですよ。
こういう時間や空間は、運営する方は大変でしょうけど、とても有意義だなと思いました。
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by ma2i | 2011-02-13 23:43 | 観劇 | Comments(0)

2/12 GoGoエンゲキ!! 演劇カタログ2011@静岡市民文化会館

ちどりのあとは市民文化会館へ芝居を観に。
3連休は演劇祭。
市内で活躍するアマチュアの演劇集団が一堂に公演を行います。
これだけの公演が全部1,500円で観られるのは安い!


「シェイクスピアのおかげでリア充になれました」静岡大学演劇部
シェイクスピアのリア王と現代のリア充が交錯!
浅学でリア王を観たことがないのでおもしろさが半分だったかも。
学生らしく元気のある芝居でした。
「バレンタインは中止です!」には笑いました。

「あたたかな ゆき」午後の自転
自転の芝居は「詩」を読んでるみたいです。
美しい。
残る人と出ていく人。

「箱舟」伽藍博物堂
箱舟、嵐を耐えるためにじっと隠れている空間。
鳩を放ってオリーブの葉をくわえて戻ってくるか待つ。
伽藍の芝居が好きです。
日常で一度は悩んだことが等身大のまま描かれていて、そんなこともあったよね、という感じに観られます。
涙あり笑いあり、ほんとに楽しい時間です。

以前の伽藍のときにはいなかったメンバーも。
伽藍は鷹匠を離れて、枠を持たなくなりました。
必要なときに必要な人を集めるプロデュース公演になりました。
これからの伽藍が見えた気がしました。
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by ma2i | 2011-02-12 23:23 | 観劇 | Comments(0)

【観劇】「天平のイルカ」らせん劇場@寿町倉庫

「天平のイルカ」らせん劇場
1月22日(土)19:00~

いや~、おもしろかった。
天平の甍?イルカ?なに?
と題名を見て考えたけど、そんなものは吹き飛ばすおもしろさ。

歌あり踊りあり、笑いの中にもちょっと涙あり。
客席も満員。笑いがもれる。
らせんの芝居は時事ニュースネタからいろいろなギャグも満載。
それが芝居を邪魔せずくどすぎず絶妙なバランスを保っている。

しゃべるイルカかわいい。
勝手な人間の言い分にキレて啖呵を切るところがすごかったな。
きゅ~。
たんぽぽさんの歌声も素敵ですね。
桐島さんは相変わらずおもしろい。

会場ではななねこさんにも久しぶりに会いました。
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by ma2i | 2011-01-24 01:04 | 観劇 | Comments(3)

「ちどりあしの冒険 -ちどりあしクエスト-」ちどりあし@カフェピアノ

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ちどりあし まりおどりとあさみどりのユニット。
漫才やらコントやら漫談風やら。
おもしろかったです。
前回より間の取り方が良かったと思います。
タバコは実際に喫わなくても良かったのではないかなぁ。煙たいし。
絵本、すごく手間がかかってると思いました。
漫談風の家族ネタはおもしろかったけどネタ切れが心配。
フリートークがおもしろかった。
これからも注目なユニットです。
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by ma2i | 2010-07-17 22:59 | 観劇 | Comments(0)

【芝居】「真夏のキャロル ~栗宇治さんの居場所~」チャリカルキ@スナゲリー

去年、スノドカフェで観たイリュージョンが素敵だったので今回も観に行きました。
家からえっちらおっちら自転車をこいで静大まで行ってきましたよ。
観客は30人ほどで満員でした。静大の近くということで学生が多かったのかな。

いや、おもしろかったです。
勢いがあります。
脚本がいいです。
全国のカフェを巡って公演なのでカフェを舞台にした作品なのですが、テーマは普遍的なのですんなり受け入れることができました。

自分の落ち着ける場所、そんな場所がなくなるのはやっぱり困ります。
ここに出てきた人(?)たちのように必死に止める気もわかります。
観たあとも心地好いです。

このあとも全国をめぐるようです。
あなたの街にもひょっとして来るかも。

また観たい!
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by ma2i | 2010-07-16 21:56 | 観劇 | Comments(2)

7/4UNIT LIVE FINAL×CLOSE@伽藍博物堂実験室

ファイナルです。
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ピタゴラス「地球滅亡の日」
地球滅亡の日、大学のサークル棟にいる男女のぐだぐだ。
最後の日なのに彼女から返信メールが来ない男。電話も出ない・・・。
目の前には女がいる・・・男の煩悩全開・・・でも結局ぐだぐだ。
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あやあね
今日のあやあねさんはちょっと実験的だったかな。
いつもと違って歌というよりより内面に、芝居にダイブしてたと思う。
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PPT普及委員会 杉山奈津子「問われる本当のうつ病を聞いてみる」
変わってトークショー。うつ病と闘っている杉山さんのお話を聞けました。他人ごとではないのです。
しみぴんも大変だったのね。
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みつみとみほ
男装の麗人といわれた川島芳子を描いた作品。戦争で引き裂かれたふたり、詩を読んでるような作品でした。掛け合いのない作品はセリフ憶えるのも大変じゃないでしょうか。美穂さんがいつものコミカルな役から一転、シリアスな役だったのが意外でした。
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大人演劇部ワンダース「疾風のサミー」「昼下がりのパリジェンヌ」
前回に引き続きおもしろかったです。

渡辺光美
絵本の朗読。声と表情が生き生きしていて良かったです。ちょっと好きな声かも。
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こんなに楽しいライブだったのに、ファイナルだったのに、観客が10人くらいしかいなかったのが残念です。
出演者のほうが多かったかもしれないですよ。
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by ma2i | 2010-07-04 22:07 | 観劇 | Comments(2)