カテゴリ:観劇( 81 )

「セル・フィーユ」劇団Si:d@MAVIC

劇団創立10周年。

大作でした。

死後にその作品が評価されたフェルメール。
その彼の、「あったかもしれない」贋作を描くメーヘレン。
メーヘレンの栄光と挫折がうまく描かれていたと思います。

メーヘレンは器用で絵もうまかったのですが、いわゆる画壇や批評家からは良く思われていませんでした。それは彼の虚栄心を満たせませんでした。教師であり芸術を否定していた父親の影響もあったのでしょう。
彼は徐々に屈折してゆきます。

絵画の修復の技術を駆使してフェルメールの贋作を描いて行きます。
贋作を描くにも大変です。鑑定士たちの目を欺くために、フェルメールの生きた当時のキャンバスを探してきたり、当時にしかなかったラピスラズリを使った天然の青の絵の具をつくったり、できた絵をあぶったり。それなりの技術が必要でした。

そして当時フェルメール鑑定の権威にも真作だと言わしめてしまった。
恐ろしいほどの執念です。

芸術とはなんなのか。ちょっと考えてしまいます。
大半の人は権威が「良い」といったものに簡単になびいてしまいます。
なかなか自分の絶対的な基準なんてもっていません。
単純な線と色の組み合わせの作品が何億円もしたりします(モンドリアンとか)。
メーヘレンの苦悩は私たちの苦悩でもあるのです。

だから私は色々な作品を見るときに素人の目でしか見られません。
単純に好き嫌いです。
自分が好きだと思えばそれに価値を置くし、嫌いだと思えば忘れてしまいます。

私はフェルメール 20世紀最大の贋作事件: フランク・ウイン
http://www.amazon.co.jp/dp/4270002344
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by ma2i | 2009-08-02 21:40 | 観劇 | Comments(0)

芝居「捕らわれのマルガリータ」7月版 伽藍博物堂@鷹匠

捕らわれのマルガリータ7月版です。
バーのマスター(滝浪さん)以外のキャストを換えての公演です。
とはいえマスターの滝浪さんも髪形を変えてツンツンにしていたのでちょっと若返ってました(笑)。銃を持っていた女性が語るときに横で煙草をふかしていたりハーモニカを吹くまねをしているところがおかしくておかしくて!

銃を持つ女の人ともうひとりの女性客の役が前回よりも年齢高め?だったからか、少し落ち着いたしっとりした雰囲気だったと思います。その分、喜怒哀楽の喜と哀の落差がちょっと縮まってたかな。
同じようにダブルキャストだった「月夜の晩に~」でも感じたことですが、同じ脚本でも演者が変わると雰囲気ががらりと変わるんだなぁと思いました。

あと2回観て感じたことですが、最後がちょっと冗長ではないかと思いました。
銃を持っていた女性が去ったところで終わっていれば余韻が残って良かったのではないかなぁと。

公演のあとラーメンを食べに行きました。
最初は最近できた「韋駄天」に行ったのですが、メニューがほぼ売り切れだったのであきらめて「あかつき屋」へ。ここは魚系のだしがきいたあっさりがおいしいです。
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by ma2i | 2009-07-11 23:07 | 観劇 | Comments(0)

たかじょう劇場@着物cafeちどり

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6月27日(土)は14時から、着物cafeちどりで行われた、たかじょう劇場に行ってきました。

「ゴンデラ」
男女2人(坂道さん、千頭和さん)による詩の朗読。
寺山修司とかランボーとか、音で聞くとまたちがった印象がありますね。

「カレーライスをひとにめがけてぶっつけたことがある」
で始まる草野信子さんの詩がおもしろかったかな。

男性のほうの方、坂道さんて笑魂雷の人だったんですね。初めて知りました。
自主制作映画「小鳥たち」に絢さんと一緒に出てて憶えてました。


「Mum’s party」
春に笑わせてくれたちどりあしの作品「崇高なるメイ道」を上演。
場所が狭いのでちょっとアクションがオーバーにできなくて窮屈そうでした。
しかしこのふたり劇は脚本がいいのできっと何度でも上演されるだろうと思います。

ところでこのふたり、ほかの会場でも上演しているので、メイド服で鷹匠界隈を走ってきたそうです(笑)。


「劇団ふたり」
磐田東の女子高生ふたりの言葉遊びがメイン。
谷川俊太郎の詩は前に伽藍でもやったことがありましたね。
古典を現代女子高生のノリでおしゃべりする、というのは現代語に訳してやるのかと思っていたら、そのまま古文を読むようにやりました。
枕草子の「春はあけぼの~」とか、表情が豊かで2人のかけ合いがおもしろかったです。

次はマルガリータBパート?を楽しみにしています。
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by ma2i | 2009-06-27 20:48 | 観劇 | Comments(2)

舞台体験ワークショプ@伽藍博物堂実験室

伽藍の座長佐藤さんによる舞台体験ワークショプに行ってきました。

なにをやるのかちょっとドキドキしましたが、楽しかったです。
10人ほど集まり、自己紹介して今日の方向性を決めました。
だいたい、声の出し方や動きについての要望が多かったので、声を出したり投げかけるエクササイズと、最後のほうに5人ずつで題目に沿った動きのある彫刻になる、というのをやりました。想像力を働かせて面白おかしくできました。
初対面の人たちがみんなで遊び感覚でできたのが良かったと思います。
佐藤さんの、無理やりなにかを追加してゆくというのではなくて、その人のよさを出して行くという演出の端緒を見た気がします。
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by ma2i | 2009-06-21 20:03 | 観劇 | Comments(0)

芝居「捕らわれのマルガリータ」伽藍博物堂@鷹匠

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陽気なマスターがいる「バー・がらんどう」
そこへ訪れる挙動不審な女性客。
彼女はマルガリータを注文しそれを一気に飲み干すと、おもむろに拳銃を取り出す・・・。

最初はなにかの冗談かと思っていたマスター。
だが一発の銃声。強盗か? しかし彼女は警察へ電話して欲しいという。いったいなにが目的なのか?
そこへトイレからもうひとりの女性客が帰ってきて、さらに酒屋の主人が現れドタバタドタバタ。
しかし彼女の拳銃を持ち出した行動にはある秘められた想いがあったのだった・・・。
(まだ公演があるので内容はこのあたりで・・・)


アランとマリーの物語が切なくて素敵でした。
やっぱり伽藍は「そこにないもの」を描くのがうまいな、と思います。

安松さんはいつになく迫力のある演技でした。なんかちょっとほっそりしたなと思ったら体重が少し減ったそうです。
バーの主人、滝浪さんはバーの主人がとっても似合ってました。滝浪さんも体重が減ったとか。
酒屋の人、佐藤さんのひとり芝居以外を見るのは初めてでした。やっぱりちょっとおどけた役でおもしろかったです。
あさ美さん、茶太郎の歌と踊りがおもしろくておかしかったです。Tシャツまで作ってしまうとは! ちょっと欲しかったです。
ゴン太くんの人形が気になりました。
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by ma2i | 2009-06-20 18:00 | 観劇 | Comments(2)

これからの観劇予定。

忘れちゃならない鷹匠演劇祭です。

伽藍博物堂の本公演「捕われのマルガリータ」
鷹匠のCAFEなどで展開される「たかじょう劇場」
SPACとのコラボ企画「鷹匠ナイト」の「barがらんどう@伽藍博物堂」
の三企画を中心に、とってもローカルな演劇祭が開催されます。

詳細は以下を見るか、緑色のチラシをゲットしてください。

鷹匠演劇祭
http://takajo.eshizuoka.jp/

鷹匠が演劇一色になります。

興味のある人もない人もこれを機会に足を運んでみてはいかが?

伽藍の本公演『捕われのマルガリータ』はもちろん、ワークショップと、「フランス・台湾ナイト」には行ってみたいです。
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by ma2i | 2009-06-13 19:19 | 観劇 | Comments(0)

芝居「燦燦GOGO!!」らせん劇場@寿町倉庫

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4つのオムニバス物語。
ストーリーを説明するのは難しいんだけど、想像力爆発な展開でおもしろかったですよ。
とくに最後の話は先生、先生、先生? が入り乱れていったいどこへ行くのかハラハラドキドキしながら観てました。いつものようにハイテンションで。
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by ma2i | 2009-05-31 21:21 | 観劇 | Comments(0)

ピアノ de ライブ@カフェピアノ

リッキーさんのひとり芝居と「MIWA+よっちゃん」さんによるライブの夜。
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リッキーさん
「ナイトスクール」でいまのリッキーさんの芝居の原型を見た気がしました。
カコイイな。
はなさんとのコラボがかなりウケてましたね。

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「MIWA+よっちゃん」さん
ちょっとした日常の出来事や感情を歌にするのがうまいなと思いました。
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by ma2i | 2009-05-30 23:18 | 観劇 | Comments(0)

【芝居】「春なのに・・・2009 ~いつでも春眠~」その2

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今回は別のユニットによる公演を観に行きました。
まだ公演あるのでネタバレにならない程度に。

みかん「まちあいしつ」
静岡で大道芸をやる人たちが、あまるさんを中心に集まって魅せた芝居。
蒸気機関車の音のするどこかの駅の待合室に交差する人間模様。
やりたいことはわかったけれど、セリフとか間がやっぱり慣れてない感じでしたね。
来年は成長します! と宣言してたので来年を楽しみにしています。
ダルビッシュ似のジャグラーがいたよ。


ちどりあし「こちらお通しです」
いやー、見事に息の合った2人芝居でした。勢いがいい。
・女友達
 彼氏と別れて家の物をばっさり捨てた女とその女友達。
 慰めるためにワインを持ってきたけど家のかながさっぱりしすぎてグラスがない。
 出てきたのは湯飲みと急須・・・。ミスマッチにまた笑う。
 そしてほんとにワインをあけて飲んでるのにも笑う。
 最後はあちゃー、なオチで暗転。
 ワインは毎回新品を用意してるんだとか。
 ソムリエナイフまで鳥の形でしたね。鳥好きなんだなー。

・マイケル君
・コーチン
 コント形式のボケと突っ込み。
 きっとあの人形はまりおさんの私物に違いない。
 口パクできるドナルドが売ってるんだね~。

・崇高なるメイ道
 一番笑いを誘っていた上演だったと思う。
 ふたりですっごく楽しそうに脚本を練ってたんだろうなというのが伝わってきました~。
 メイ道も突き詰めると奥が深いですね~。
 メイド服はどこから仕入れてきたんでしょう? とっても似合ってましたよ。

どどんぱ「水平線見えた」
 毎回歌あり飴ありちょっと切ない公演です。
 最期の10分に水平線見えた。
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by ma2i | 2009-04-15 19:26 | 観劇 | Comments(0)

「春なのに・・・2009 ~いつでも春眠~」

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春ですね~って桜も散ってちょっと初夏の陽気な今日でしたよ。
さて、春といえば「春なのに・・・」。私も2005年から観てるので5回目ですよ。いや~毎回印象深い芝居が観られる「春なのに・・・」です。

気のままランド「動かざる人」
ちょっと病気の話とか出てきて重いんだけど、動けない人とその周りの人とのコミュニケーションギャップに笑いました。


「3枚の札」
幕間に小ネタ。
「お買い得なつづら」「ちいさなつづら」「おおきなつづら」と書かれた3枚の札からお客さんが選んだ札にかかれた小話を即興で演じるというもの。
あんみつネタで笑わせてもらいました。


ヤムチャラ「Radio!」
ドタバタで終わるのかと思いきや、ちょっとホロリ。
伝えたい思い、ちゃんと伝わったと思います。


今日は浜松と三島からの出演で、いつもとは違う新鮮な雰囲気を楽しめました。
やっぱり芝居はおもしろいな。
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by ma2i | 2009-04-12 18:17 | 観劇 | Comments(0)