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東京方面の旅②~南方熊楠展@国立科学博物館

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今回の旅の目的の2つ目は上野の国立科学博物館の南方熊楠展。
「南方熊楠生誕150周年記念企画展 南方熊楠-100年早かった智の人-」2017.12.19~2018.3.4

南方熊楠は学生時代から興味はあったのですが、本は難しくて断念していました。
男子だと戦国時代の武将好きは多いと思いますが、あまりそういうのは興味がなくて、どちらかというと民俗学系が好きだった記憶があります。柳田国男なども読みましたが、やっぱりあまり頭に入って来ませんでした。

南方熊楠も粘菌の研究、キノコの研究くらいしか知りませんでしたが、今回の展示でいろいろ知ることができました。~展はテーマに沿ってコンパクトにまとめてあるので、それについて知るには丁度いいですね。

熊楠もみうらじゅんと同じように子どものころから収集癖があり、集めては分類することに長けていたこと、模写も好きで、そのころは江戸時代の本草綱目(ほんぞうこうもく・いまの百科事典みたいなもの)から、動物や植物の絵をひたすら描き写していたようです。
大人になってからは、それが長じて研究者になったということでしょう。
単純に集めるだけではコレクターになってしまいますが、収集・編集・発表がバランス良かったと思います。

非常に活発な人のようなイメージだったけど、人前で話すのが苦手で、酒を飲んで発表会へ行ったこともあるとか。

現代の研究者が熊楠を語るビデオがあったのですが、ひとりの研究者が、「熊楠は決して絵がうまくないけど、残したことに意義がある」と言っているのが印象的でした。
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泊まりで翌日の朝一(9:40)に行きましたが、出るころにはかなり混んでいました。
東京国立博物館の「仁和寺」は11時の点で50分待ちだったので諦めました。

by ma2i | 2018-03-06 08:46 | 旅行